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小さな部屋から(41)~梅雨のある日・・・




加寿が海の国へ行ってから月日は過ぎるばかりだった

いつの間にか春は夏へと向かっていた

小春が毎日通う恋待浜

道路沿いの紫陽花の花が満開だった

そう、いつの間にか梅雨・・・

「毎日、雨ばかり・・・」

小春はひとり言・・・

もうすぐ夏になる

恋待浜も海水浴客で賑わう

その頃には加寿は戻って来るのだろうか?

そんな事を考えながら恋待浜へ向かった

恋待浜の駐車場の紫陽花も綺麗に咲いていた

駐車場をふたりの人が歩いていた

よく見ると、それは隣に引っ越してきた浜松さん

奥さんの来未さんが、小春を見つけ手を振っていた

小春も、手を振り笑顔で答えた

小春は、来未の事をなんとなくだが気になっていた

好感がもてる、ふたりでもあった

「ふたりで散歩ですか?」

小春は聞いた

「ええ、

 雨が上がったので浜を歩いて来ました」

「ここの浜はいいですね」

と、来夢が言った

「この浜は、なんだかロマンチックで気に入りました」

と、来未

「知ってますか?

 この浜の伝説を・・・」

と、小春が聞いた

「知りません、

 教えて下さい」

と、来夢と来未が同時に聞いた

「むかし、漁に出た漁師が嵐で船が沈み

 溺れました

 それを助けた人魚が、漁師に一目惚れし

 漁師がこの浜に来るのを待ち続け

 100日後に再会し、恋に落ちんです」

小春は、簡単に伝説を話した

「わぁ~、ロマンチック!

 私、ますますこの浜が好きになったわ(*´∀`*)」

来未は、本当に嬉しそうな顔をしていた

来未は自分と似てる

そんな気がする小春だった

「ねぇ、ふたりの出会いを聞かせて・・・
 
 もし、良かったらだけど・・・」

「いいわよ」

と、来未が来夢の顔を見て答えた

来夢は頷いた・・・








紫陽花を撮りに行ったので
強引に話に割り込ませました
紫陽花もいろんな種類があって
面白いですよね
花火みたいな紫陽花
なんて名前かは忘れましたが
墨田の花火?
違ったかな・・・
あれは、青い色だったような・・・




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小さな部屋から(40)~涙と夢・・・




チャイムの音に、ドアに向かった小春

誰でも、いいような重い空気・・・

今は、加寿の事しか頭になかった

1週間が過ぎても戻って来ない

こんな事なら、行かせなければ・・・などと

気が向かないままドアへ

もう一度、チャイムが。。。

どんな時も、明るい小春だが

なんとなく沈んでいた

チャイムの音に苛立ちまで感じていた

仕方なくドアを開けた

そんな小春の気持ちとは裏腹な明るい声で

「こんばんわ!

はじめまして、

 昨日、お隣に引っ越して来ました浜松といいます」

そんな、ふたりの手は繋がれたままだった

「はぁ~」

小春は、思わず気の抜けた返事をしてしまった

「浜松来夢(はままつらいむ)と言います

 そして、妻の来未(クミ)です」

仕方なく「桜小春です」

と、自己紹介・・・

「私達、新婚でして・・・

 隣の街から来ました

 この街は、海が近いし綺麗でいいですね(#^.^#)」

「小春さんは、ひとりですか?」

・・・などと、

迷惑な話など交わし、ふたりは帰って行った

歳は、?

40半ば?

新婚・・・

私と同じくらいか・・・

いいなぁ~~~

小春は、そんな事を思いベットに横になった

また、加寿の事を思い涙が落ち

くよくよしている自分に嫌気がした

とにかく信じていよう

そう決めて瞳を閉じた

現実なのか夢なのか

真っ赤な景色に涙のような水晶が

未来を映し出していた

だけど・・・

それが、幸せな未来なのか

不幸せな未来なのか分からなかった

そして、また

窓の外が明るくなっていた・・・







夏かと思いや
ここ数日、雨で湿っぽいです
やっぱ、梅雨か!
で、さてさて
新た登場人物です
何者?
感のいい人は
ピンと来た!
多分、その通りです
え!
感が良くなくても分かるって・・・




小さな部屋から(39)~恋待浜と小春




小春ひとりを残し、ウミガメに乗った加寿

そして、グーミーは海の中へ消えていった

小春は、暗くなるまで海を見つめていた

いつか、帰って来てくれる

そう信じて、

この日は、帰宅した

グーミーと、ラーニーにも幸せになって欲しい

そんな想いでいたけれど

加寿と会えないかと思うと寂しい・・・

でも。。。

きっと、すぐに会える

グーミーが、 人魚でいられるのも後3日だし

たぶん、3日以内には帰って来てくれる・・・

それから、毎日

仕事が終わると、暗くなるまで

恋待浜で加寿が帰るのを待っていた

しかし、予想していた3日は過ぎた

でも、加寿もグーミーも、ラーニーも帰っては来ない

春のように明るい小春も、さすがに不安いなっていた

25年前は、気まぐれで

加寿をおいて出て行った

待っていてくれると信じて・・・

今度は、まるで逆のようだ

などと感じていた

そして、一週間が過ぎた

信じてるとは言え

今度こそ、加寿と・・・

涙がこぼれてきた

この日も、加寿は戻る事はなかった

仕方なく、帰宅しが

ため息が出た

その時、チャイムがなった

「今頃、誰だろう?

 加寿?

 そんな事は ないよねぇ・・・」

などと、小春は独り言

途方にくれた重い体を動かし玄関に向かった






ううううぅ~
毎日、暑い~~~~
梅雨どころか
な・つ
あつくて、死にそう~~~
で、続きが遅い・・・
そんな言い訳にならん
さて、小春の家にお客さん
誰?誰?
エンディングが近いのに新たな登場人物か?





小さな部屋から(38)~いざ、海へ!




「か・め?

 うみがめ?」

小春が驚いた顔で言った

グーミーの歌で、浜に向かって泳いで来たのはウミガメだった

まさか本当に?

ウミガメに乗って人魚の国へ・・・

なんだか、聞いたことのある話?

そう

誰もが知ってる浦島太郎の話・・・

子供達にいじめられてるウミガメを助けて

竜宮城に連れていかれ

ご馳走を食べて

鯛や鮃が踊り・・・

土産にもらった箱を開けると

煙が・・・おじいさんに!

などと、小春が考えている間に

ウミガメは砂浜を歩き近づいて来た

グーミーは、歌うのをやめウミガメに近づいていった

ウミガメの目線に座り、グーミーは話した

「ありがとう、来てくれて・・・

 もう、この歌を歌うことが出来なくなります
 
 どうか、彼を人魚の国へ連れて行って下さい

 これが、私の最後のお願いになります」

ウミガメは、大きな甲羅から伸びた永い首を縦に振った

そして、加寿の前で止まった

「さあ、乗って

 もう、あまり時間が・・・」

グーミーが言った

小春が、小声で言った

「浦島太郎だぁ~」

「小春さん、待っていて下さい

 私達は、人魚の国へ行って来ます

 必ず、加寿さんはお返しします

 ただ・・・

 私が、人魚でいられるのは

 あと3日・・・

 3日のうちに、加寿さんからラーニーが出れるよう

 サニュラにお願いして来ます

 それまで、毎日この時間になったら

 ここで待っていて下さい」

「わかりました

 ここで、信じて

 願い

 待っています(^人^)」

加寿の姿をしたラーニーが、ウミガメの甲羅に股がった

そして、小春を見つめ

黙って頷き海へと向かって行った

グーミーも、軽く手を振り海へ向かった

ふたりとウミガメの姿は沖の方へ消えていった

小春は思った

信じてるけど・・・

こんな昔話みたいな

童話みたいな話が本当にあるの?

でも今は、

カズンとの幸せと

グーミーとラーニーの幸せを祈って待っているしかない・・・






さあ、いよいよ
この話もエンディングが近いのかな?
それは・・・






小さな部屋から(37)~グーミーの運命




いつの間にか、今日の日を見守った太陽は沈んだ

西の空をオレンジ色に染め

明日の可能性を夢見るかのように・・・

「ねぇ、グーミーさん

 カズンから、ラーニーが出る事は出来ないの?」

小春は、大事な事を聞いた

「実は、私にも分からない」

グーミーの答えにラーニーも頷き言った

「人魚の国へ行くしかないと思う

 女神サニュラに頼むしかないと・・・」

「そうです。それしかないかと・・・

 それと実は、私・・・・・
 
 もうすぐ、人魚界から追放されるんです」

グーミーの突然の話にラーニと小春が驚いた

「先日、ラーニー(加寿)が溺れたのを助けた事で

 罰を受けました

 人魚の不老不死を無くしました

 あと、数日で・・・
 
 人魚でいられなくなり

 多分、人間になるかと・・・

 しかも、3年の命です」

再び、ラーニーと小春の瞳に涙が溢れた

「そんなに、泣かないでください

 こうして、ラーニーに会えたし

 残りの命を大事に楽しみたいと思ってますから・・・

 小春さんや加寿さんとも仲良くなれそうだし・・・」

「グーミー・・・(´;ω;`)」

ラーニーが涙ながらにグーミーの名前を呼んだ

「とにかく、海の国へ行こう」

グーミーが頷き歌いだした

それは、聞いたこともないメロディーだった

心地いい、

海へ潜りたくなるようなメロディーだった

そして・・・

沖から何かが近づいて来た







なんとも
海の夕焼けが撮りたかったんだけど
行ってらんない
で、仕事帰り
今日の夕日が綺麗だったので
道端に車を止めてカシャ!
とりあえず、これでいいかぁ~




 


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